PROJECT STORY 02
新しいテクノロジーで、
PC活用を大きく進化させる。
Windows Autopilot導入プロジェクト

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INTRODUCTION
PCなどのICT機器に関するお客さまの課題を解決することは、オリックス・レンテックにとって重要な使命の一つだ。当社はすでに、ICT機器の導入・運用を効率化する多様なソリューションを提供し、この分野で国内有数の実績を築いてきた。しかし、依然として解決すべき課題は残されている。なかでも企業のIT部門に大きな負荷がかかっていたのが、新規に導入したPCを業務で使用できるようにセットアップし、社内へ展開する工程だ。多大な労力と時間を要するこの作業からお客さまを解放するために、当社が取り組んだのがマイクロソフト社の「Windows Autopilot」導入プロジェクトである。クラウドベースでPCのセットアップを自動化するこの仕組みを、
約15,000台ものPCを運用する大手企業のお客さまへ提供すべく、プロジェクトは始動した。
PROJECT MEMBERS
ソリューション推進
A.F.
ICT事業推進部 ソリューション推進チーム
2001年入社/経済学部卒
外勤営業
H.M.
東京営業第二部 第一チーム
2017年入社/経済学部卒
内勤営業
K.A.
東京カスタマー営業第二部 カスタマー営業第一チーム
2017年入社/現代社会学部卒
技術
H.Y.
技術二部 ICTサービスチーム
2007年入社/生体工学部卒
※所属部署・掲載内容は取材当時のものです
プロジェクト体制STRUCTURE
本プロジェクトは、当社の各部門が協力し合うことにより進められている。お客さまの課題のヒアリング、導入に向けたお客さまとの折衝は外勤営業チームのリーダーH.Mが主導。オリックス・レンテックとしてWindows Autopilotを活用した新たなソリューションの構想と導入に向けた推進を担うのがソリューション推進チームのA.F.。Autopilot導入においての技術面の作業展開構築はH.Y.率いるICT技術チームが支援し、導入後の運用や追加要望への対応をK.A.が所属するチームが担っている。
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新たなソリューションの企画・提案を担い、今回のプロジェクトを牽引。「新しい技術に挑戦するたびに新たな発見があることが、この仕事の魅力」と語る。 -
Windows Autopilot導入を担当した大手SI企業向け営業チームのリーダー。「このプロジェクトを機に、お客さまの事業へより深く関わっていきたい」と意気込む。 -
Windows Autopilot導入を技術面から支援した技術チームのリーダー。「オリックス・レンテックは技術やサービスを軸にした企業であることを、より多くの人に知ってもらいたい」と訴える。 -
若手内勤営業担当として、サービス導入後の顧客対応に尽力。「内勤営業の立場からお客さまに寄り添い、新たな案件の創出につなげたい」と語る。
THEME 01プロジェクトについて
お客さまの課題解決に向けて
Windows Autopilot導入を決定。
いまや、ビジネスの現場でPCは欠かすことのできない存在となっている。企業が社内にPCを導入する際には、業務に必要なソフトウエアをインストールし、ネットワーク接続やセキュリティ設定などを行う必要がある。こうしたセットアップは企業のIT部門が主に担っており、煩雑な作業を効率化するためのさまざまな手法が導入されてきた。
特に近年、主流となっているのが「マスター展開」と呼ばれるセットアップ手法である。これは、各種の設定をあらかじめ組み込んだPCのひな形となる「マスターイメージ」を作成し、それを他のPCに複製して効率的にセットアップしていくというもの。しかし、このマスター展開は機種依存性が高く、PCのモデルごとにマスターイメージを作成する必要がある。さらにマスターイメージの数が増えると、管理や保守が複雑化し、負荷が大きくなるという構造的な課題を抱えていた。
この課題を解決するために、オリックス・レンテックが導入を決定したのが、マイクロソフト社の「Windows Autopilot」だ。お客さまへの新サービス企画を担うICT事業推進部 ソリューション推進チームのA.F.も、Windows Autopilotには早くから注目していた。
「Windows Autopilotは、クラウド上に設定情報やアプリケーションを置き、メーカーから出荷された初期設定のPCをクラウドに接続すれば、ネットワークを介して機種に応じた設定情報が取り込まれ、どんなPCでも自動的にセットアップできるという仕組み。それまで煩雑な作業を強いられていたIT部門の業務を大きく効率化できるソリューションであり、ぜひ当社でも活用したいと考えていました。」(A.F.)
このWindows Autopilotへの取り組みが決定されると、A.F.が所属するチームのメンバーたちは、H.Y.が所属する技術部門とも協議しながら、社内勉強会などを実施してWindows Autopilotに関する理解を深めていった。こうして社内でWindows Autopilotへの認識が高まるなか、営業部門から「お客さまの約15,000台のPCをWindows Autopilotで展開できないか」という相談がA.F.のもとに寄せられ、このプロジェクトは立ち上がった。
導入準備の段階では、端末の調達・受入や在庫管理、技術部門との各種調整といった事務オペレーションを、内勤営業チームが担っていた。約15,000台という膨大なPCを確実に展開するためには、実務の積み上げによってプロジェクトの基盤を支える役割が欠かせず、K.A.もその中の一人だった。
「初めて扱う規模感でしたが、調達スケジュールの整理や受入・在庫管理の方法を関係部署とすり合わせながら、着実に体制を整えていきました。技術部門や購買部門と連携し、滞りなくお客さまへ届けられる体制を構築できたことは、大きな学びになりました。」(K.A.)
THEME 02プロジェクトのミッションと
チャレンジ
約15,000台のPCの管理・運用を
クラウドベースで自動化する。
このプロジェクトのきっかけをつくったのは、外勤営業チームのリーダーであるH.Mだった。大手SI企業のお客さまと関わるなかで、Windows Autopilotに対する高いニーズを見いだした。
「その大手SI企業のお客さまとは長年のお付き合いがあり、これまでICT機器の活用提案を通じて、さまざまな業務課題の解決に貢献してきました。営業チームのメンバーが定期的にお客さまとディスカッションを重ねるなかで、Windows Autopilotに関心をお持ちであることがわかり、具体的な検討を進めました。」(H.M.)
新たなテクノロジーを活用したソリューションをいち早く提供し、お客さまのビジネスに新たな価値を創出していくことこそが、オリックス・レンテックの真骨頂である。今回のプロジェクトでも、その強みが十分に発揮された。今回のチャレンジは、大手SI企業のお客さまが社内で使用する約15,000台のPCをWindows Autopilotで展開し、IT部門の業務負荷を大幅に低減させること。さらに、どこからでも新しいPCを使える環境を構築し、リモートワークに携わる社員の生産性を向上させることだった。
「お客さまと合意を得てWindows Autopilot導入を担うことになり、大きな案件を任せていただけたことはうれしかったのですが、この新しい仕組みがうまく機能しなければ、お客さまの業務に大きな影響が及びかねない。絶対に失敗できないという責任を強く感じました。」(H.M.)
この規模でWindows Autopilotをお客さまに導入するのは、当社としても前例のない取り組みであり、A.F.も大きなプレッシャーを感じていたという。
「一方で、これまで社内で手がけたことのない新しいテーマに挑戦できることをとても楽しみにしており、個人的にも期待と高揚感をもってこのプロジェクトに臨みました。」(A.F.)
そしてプロジェクトが本格始動し、A.F.は技術部門のH.Y.率いるチームと連携しながら、Windows Autopilotをお客さまに展開するための技術的課題を一つひとつ検証していった。
THEME 03技術が社会とつながる瞬間
厳格なセキュリティ要件をクリアし、お客さまに新たな価値を提供。
約15,000台のPCをWindows Autopilotで管理・運用する体制構築に向けて、営業チームとともにA.F.がお客さまと協議を進めるなか、実現にあたっては多くの課題があることが明らかになった。
「Windows Autopilotはクラウドベースのサービスであるため、当社が運用管理を担うには、お客さまのクラウド基盤に直接アクセスする必要がありました。しかし企業のクラウド基盤には重要な経営情報が含まれており、外部の人間が容易にアクセスできる環境をつくることは、情報漏えいやデータ改ざんのリスクにつながります。お客さまはその点を非常に懸念されていました。」(A.F.)
お客さまからは、クラウド基盤にアクセスするための厳格なセキュリティ要件が提示され、A.F.はその要件をいかに満たすかについて技術チームと議論を重ねた。技術チームを率いるH.Y.は次のように語る。
「当チームには技術専門職が在籍しており、また当社の技術センターにはサーバーなどの実機を用いて検証できる環境も整っています。プロジェクトに携わったメンバーは、どのようにすればお客さまのセキュリティ要件を満たせるか、そして、円滑なレンタル運用の繰り回しを満たせるか、さまざまなアイデアを出し合いながら検証を重ねました。」(H.Y.)
A.F.と技術チームは、オンラインで常に意見交換を行い、必要に応じてマイクロソフト社とも連携しながら知見を蓄積し、試行錯誤の末に最適な解を導き出した。
「お客さまのクラウド基盤に確実にアクセスして運用できるよう、必要なネットワーク対策を講じるとともに、お客さまの情報には一切触れず、Windows Autopilotの最小権限で必要機能のみにアクセスする運用設計を構築してご提案しました。その提案が承認され、約15,000台のPCの管理・運用を当社にお任せいただけることになりました。今回のプロジェクトでは、一つの課題を解決するとまた新たな課題が生じるという連続でしたが、難題に挑むことこそが技術者としての醍醐味でもあり、一つひとつ関係部門と課題解決を行い、運用構築に取り組みました。」(H.Y.)
THEME 04今後の展開
この新サービスを軌道に乗せて、
ビジネス拡大の起点にする。
ソリューション推進チーム、外勤営業チーム、内勤営業チーム、そして技術チームが一体となって取り組み、本プロジェクトは現在も進められている。大手SI企業へのWindows Autopilot導入が無事走りだし、社内PCの管理・運用にかかるお客さまの業務負荷は大幅に低減された。お客さまとの折衝の最前線で奮闘した外勤営業チームのリーダーH.Mに加え、導入後の運用設計や社内調整を担った内勤営業チームのK.A.も、それぞれ大きな手応えを感じている。
「Windows Autopilotを活用したPCの運用により、お客さまの担当者から『クラウドに接続するだけで自動的にPCがセットアップされるのは本当に効率的で、社員の業務生産性の向上につながっている』という評価の声をいただいたとき、このプロジェクトが生み出した価値をあらためて実感しました。」(H.M.)
今回のプロジェクトを通じて、Windows Autopilotによる大規模PC運用でも当社が確かなソリューションを提供できることを実証し、今後は関連案件の拡大も見込まれている。K.A.は、今後の案件でも同様に内勤営業としての醍醐味を感じられるよう、Windows Autopilot導入に対応できる体制づくりに注力している。
「お客さまからWindows Autopilot導入のご要望をいただいた際には、社内各部署と連携し、確実に実行できるフローを確立していきたいと考えています。内勤営業の立場からも、この新しいサービスをより多くのお客さまに活用いただけるよう貢献していきたいです。」(K.A.)
今回のプロジェクトを経て、当社のビジネスも新たな広がりを見せている。大手SI企業のお客さまからは、システム構築案件にWindows Autopilotを組み込みたいとの協業依頼も寄せられている。今後も新たなテクノロジーを自社サービスに積極的に取り入れ、全社一丸となって未知の課題に挑みながら、オリックス・レンテックはさらなる進化を遂げていく。
※記載の会社名や製品名は各社の商標または登録商標です。
※Windows AutopilotはMicrosoft社の登録商標です。
COLUMN CONTENTSプロジェクトが
つないだこと
新しいテクノロジーを、
お客さまの価値創造につなげる。
A.F.
Windows Autopilotをはじめ、ICT機器の管理・運用をクラウドやAIで革新する新たなテクノロジーが、次々と登場しています。それらを迅速にキャッチアップし、今回のプロジェクトのようにお客さまの現場でいち早く実現していくことに、これからも挑戦し続けます。
この成功を起点に、
BPO領域へ挑戦を広げたい。
H.M.
今回のプロジェクトは当社にとって大きな成果となりましたが、Windows Autopilotはお客さまの課題を解決する手段の一つに過ぎません。今後はさらに多様な領域で実績を積み上げ、企業のICT機器の管理・運用を包括的に支援するBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)事業へと展開していきたいと考えています。
どんなソリューションでも
お客さまから選ばれ続ける存在に。
K.A.
お客さまのビジネスを支える新たなソリューションが次々と生まれています。内勤営業として、どのようなソリューションであってもお客さまにご満足いただけるよう、高いサービス品質とホスピタリティを大切にし、常に選ばれる存在でありたいと考えています。
技術部門が主導して
新サービスを創出したい。
H.Y.
オリックス・レンテックには、いまもレンタル会社というイメージを持たれる方もいます。しかし、このプロジェクトが象徴するように、現在の事業はテクノロジーを抜きに成り立ちません。これからは技術部門が主導し、新たなサービスを創出していくことに、より一層挑戦していきます。