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玉手箱

【周辺機器】コストダウンに繋がるカラーマネジメントディスプレイ

オリックス・レンテックで取り扱いのあるカラーマネジメントディスプレイをご紹介します。

 作業効率改善・納期短縮・コストダウンを目的として、分析・シュミレーション・設計・デザインに始まり、写真・印刷・ゲーム・映像制作に至るまで、カラーマネジメントを取り入れたワークフロー構築が進んでいます。カラーマネジメントとは、異なるデバイス(カメラ、モニター、印刷機など)間の色を合わせ、入力から出力まで一貫して色の管理を行うことを指します。

 現実には、デバイスの色は各デバイスに依存しているため、例えば、同じデータを別のモニターで見ていると、それぞれ異なった色で見えます。そのためワークフローの各段階での色調整の手間を省くなど、ワークフロー全体での効率向上を図るためにはこれらデバイス間での色を管理し、統一した色を扱えるようにすることが求められます。

 そこで、カラーマネジメントモニターが必要となりますが、その役割はそれぞれのワークフローの段階での仕上がりを表示し、画面上で色の確認を可能にさせることにあります。
では、このようにカラーマネジメントモニターとして使用するためにはどのような性能が要求されるのでしょうか。

カラーマネジメントモニターに必要な性能

(1)色の再現性
 モニター上て色の確認を行うために一番重要なことは、色を可能な限り正確に再現することです。「赤」一つとっても、暗い赤、淡い赤、黄みがかった赤、といったさまざまな色味、濃淡の赤がありますが、その「赤」をどこまで広い範囲で、かつ正確に表現できるのかが大きなポイントとなります。再現できる色域が広く、その精度が高いほど、多くの色をより的確にモニター上に表現できることは明らかです。

図1:いろいろな赤
図2:AdobeRGBとsRGBとJMPAカラー(雑誌)の色域比較

(2)色の再現域(カラースペース)
 現在、一般的なPC用モニターにおける色再現域はsRGBです。ところが、今日ではヘキサクローム印刷などのように、色域がsRGBよりも広いものも存在します。このように印刷物よりもモニターの色域が狭い部分が存在する場合、色が変換されて表示されてしまうため、印刷をしなければ最終出力の確認ができなくなり、印刷コストや作業工程ロスが起きてしまうことになります。しかし、モニターの色域をAdobe RGBなどの広色域まで広げることができれば、印刷物の最終出力の確認をモニターで行うことも可能となります。また、最近のデジタルカメラや顕微鏡機器等はAdobe RGBモードに対応しており、この場合もモニターがAdobe RGBの色域を持っていれば、撮影したAdobe RGB画像をそのままモニター上で確認することが可能となります。そのため、理想的なカラーマネジメントモニターとしては、Adobe RGBの色域を持つことがより望ましいといえます。

(3)階調特性
 階調特性(ガンマ特性)とは、0から255まで増えていく入力信号と、出力である輝度との関係のことを示しています。実際には、モニター上でグレースケールを表示したときにこの特性が顕著に観察できますが、グレースケールの階調がつぶれたり飛んでしまい、滑らかな表示にならない場合は、画像データ(例えば人の肌などの微妙なグラデーション)が正しく表示されていないことを示します。
 この階調特性は、液晶パネル内部の液晶の特性と液晶の制御回路の特性に大きく依存するため、一般的にはモニターでは補正できない項目で、また、各液晶モニターメーカーや機種によって、また同じ機種でも一つ一つの液晶パネルによってその特性が異なるため、使用するモニターによって色の見え方が異なっているのが実情です。このように、カラーマネジメントモニターは、階調特性が滑らかで、段差や色つきが無いことが理想的です。

図3:グレースケール表示による見え方の違い
図4:色温度の違いによる画像の見え方の違い

(4)色温度(グレーバランス)
 色温度とは、色を表す尺度の一つで、ケルビン(K: 絶対温度)で表されます。色温度が高いと色は青っぽくなり、色温度が低いと赤っぽくなります。紙の上にインクをのせていく印刷では、紙の白色が違うと全ての色が異なってしまうため、白色が基準の色となります。
 例えば、図に示すように画像データをモニター上で確認する場合、白色(グレーバランス)が正しく調整されていないと、同じデータにもかかわらず異なった色に見えてしまいます。そのため、モニター上で画像を見るときには印刷用紙の紙白とモニターの白色点が等しいことが理想的で、カラーマネジメントモニターは正確な色確認を行うためにも、色温度が正しく調整できることが重要です。

(5)輝度・色調の安定性
 モニター上で画像を見るときには、モニターの輝度や色調がその都度異なると、同じ画像を見ているにもかかわらず、毎回異なったように見えてしまいます。

①電源をいれた直後や環境の変化による輝度変化
 一般的な液晶モニターでは、輝度が安定するまで1~2時間かかるのが普通です。また、周囲温度などの環境によっても輝度が容易に変化してしまいます。理想的なカラーマネジメントモニターでは、正確な画面表示を維持するためにも電源をいれた後に可能な限り早く安定した輝度を保てることが重要になります。

②長期使用における輝度や色調の変化・劣化
 液晶モニターは、輝度や色調が使用時間によって徐々に変化または低下していきます。変化または劣化は徐々に進んでいくもので、気づくのは困難ですが、確実に色の見え方が異なってしまいます。

ColorEdgeモニターによる性能の実現

 カラーマネジメントモニターとして必要な性能を先に挙げてきましたが、EIZOのColorEdgeシリーズ、特にColorEdge CG277ではどのようにして技術的課題を克服して表示性能向上を実現しているかについてご説明します。

(1)Adobe RGBカバー率99%で鮮やかな色彩表現
 広色域Adobe RGBで撮影・現像したデータをほぼ忠実に表示できます。sRGB相当の一般的なモニターでは再現しきれない鮮やかな青空、新緑の緑色を再現でき、クリエイターの表現の幅を広げます。印刷業界の基準色JMPAカラーやJapan Colorもカバー、また映像制作で使われるDCI規格も93%カバーし、制作段階から仕上がりの色味も確認でき、スムーズな作業進行をサポートします。

図5:色再現域比較
図6:測定階調におけるCG277の画面全体の⊿E*ab分布

(2)画面の隅々まで均一表示
 液晶パネルは、画面の部分ごとに輝度や色度のムラが現れることが避けられず、正しい色表現が妨げられることがあります。CG277は、独自のデジタルユニフォミティ補正回路を搭載しています。輝度と色度が均一になるように画面全体、全階調で補正を行い、画面の表示均一性を保ちます。また、周囲の温度変化、色温度や輝度の変更に対しても、安定して画面の表示均一性を保つように設計された最新の回路を搭載し、さまざまな環境で安心してお使いいただけます。製品には正しく調整された証であるユニフォミティ測定結果(調整データシート)を付属してお届けします。

(3)16bit-LUTを使った個別調整で実現する、滑らかな階調表現
 工場で1台ごとにRGB各色0~255のすべての階調を調整しています。理想のガンマ値になるよう、最も適した値を16bit-LUT (65281階調)を使って選択し、256階調に再割り当てします。これにより、モニターごとにばらつきのない、極めて滑らかな階調表現を実現しています。

図7:測定イメージ、ガンマカーブ

(4)内蔵キャリブレーションセンサーで、モニター管理を効率化

 CGシリーズは、モニター筐体下部に自身でキャリブレーションを行う「キャリブレーションセンサー」を内蔵しています。センサーはキャリブレーション時のみスイングして現れるため、取付けや取外しの手間が省けて効率的です。
 工場調整時に、液晶パネルとセンサーとのばらつきを調整します。画面中央が最適に調整できるように、センサーの測定位置(画面端)と画面中央との相関を取っているため、精度の高い調整ができ、複数のColorEdgeで統一した色環境を構築することができます。

図7:測定イメージ、ガンマカーブ
図9:電源を入れてからわずか7分、すばやく表示を安定

 モニターの電源を入れてからわずか7分で輝度、色度、階調特性が安定するように設計されています。短時間のうちに、信頼できる表示で使用でき、撮影スタジオなどで移動して使う場合にも、すぐに撮影画像の確認を始められます。

(5)10bit表示時にさらに豊かな色再現が可能
 DisplayPortとHDMIでの入力時、10bit入力に対応し、10bit表示時には従来の8bit表示に比べさらに豊かな約10億7374万色の色再現を実現し、多階調での制作・確認作業に活用できます。

※10bit表示には10bit入力に対応したグラフィックスボードとソフトウェア、HDMI接続時はDeep Color対応機器が必要です。

図10:8bitと10bitの表示イメージ
図11:CG277に付属している調整ソフトウェア「ColorNavigator 6」

(6)専用カラーマネージメントソフトウェアを用意
 目的に合った正確な表示ができるよう、ColorEdgeを調整する専用ソフトウェア「ColorNavigator」を付属し、パソコンの出力進行を触らずに直接モニターの表示を調整する「ハードウェア・キャリブレーション」方式で、階調を犠牲にすることなく、性能を生かした精度の高い調整ができます。

(7)豊富な入力端子
 DVI端子、DisplayPort端子、HDMI端子を各1系統搭載し、全てのポートで2560×1440の高解像度表示を実現しています。HDMI端子は、I/P変換に対応しているため、テレビ・ビデオ信号に使用されているインターレース信号のプログレッシブ信号変換が可能で、映像のちらつきを防止し、滑らかに表現できます。デジタルカメラを直接接続し、撮影画像のプレビュー用途でもお使いいただけます。USBアップストリームも2系統搭載しているので、2台のPCで使用する場合も、ケーブルをつなぎ替えることなくキャリブレーションできます。

図12:豊富な入力系統

キャリブレーションディスプレイと関連商品

表示されている金額以外に別途費用がかかる場合がございます。詳しくはお問い合わせください。

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レンタル料(1カ月)

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